賃貸不動産業界の悪しき慣習１

石原東京都知事の発言で、
「私たちの街を住みにくくしているのは、
【1】カラスと　【2】外国人犯罪者と　【3】賃貸不動産の悪しき慣習である」
という言葉がありますが、

「賃貸不動産の悪しき慣習」とは、
賃料・管理費・敷金・礼金・更新事務手数料・更新料・ルームクリーニング代などと項目名をたくさん設け、
分かりづらくし、なんだかんだ言いながら消費者側からお金を取ろう！などの、
客を蔑ろにした横柄なやり方の事をさすようです。

他の業界では消費者に分かりやすく親切にしようという様々な工夫がなされている中、
賃貸不動産業界ではいまだに時代に合わない社会的バランスの悪いやり方が用いられています。

なぜ賃貸不動産業界では、社会的バランスの悪い、
消費者よりも売り手が有利な状態が続いているのかと言うと、
「それでも客が来る」からでしょう。

人がまともな社会生活を送る上で、住むところは必須となります。
なので、沢山お金を取られても、横柄な態度をとられても、消費者側は我慢するしかないわけです。
これが、賃貸不動産業界が殿様商売でやれていた理由です。

「やれていた」と書いたのは、少しずつ変わりつつあるからです。
次から次へとマンションなどの集合住宅が建てられてきた一方、
日本の人口は減りつつあるため、
最近では部屋が余ってしまう状態になってきているのです。
これからは「借り手市場」になると言われています。

しかし、業界内では、その状況に対応するために、
変えていかなければならないが、今までの有利な状態を保ちたい。
といった、せめぎ合いが起きているため、これからも悪しき慣習は引きづられていくでしょう。

やっと前振りが終わった！
ここからが本題。

どうやら私は、騒音被害を訴えることが他の人よりも多いようです。
おそらくマンションの管理会社からはクレーマーのように思われているでしょう。

私としては、社会性や物事の筋を考えてから苦情を入れているわけですが、
賃貸不動産業界の人間はどうもおかしな考え方をしています。

私が今住んでいるマンションに引っ越してきた当初、
深夜２時くらいでしょうか、
天井から「ガコン！」といった音が何度もして、寝てるところを起こされました。

それからというもの
それが毎日のように発生するようになり、睡眠が妨げられ続けた為、
発生源を探ることにしました。

壁に耳を当てたり、外に出て明かりのついている部屋を探したり、
住人の出入りの音との関連付けをしてみたりと慎重な調査をした結果、
隣の男性が出していると断定しました。

どうやら隣の男性がユニットバスを使用する前後に発生するようです。

そこで管理人に相談。
すると管理人は、エントランスに「夜中の物音はけっこう響くようです。気をつけましょう」などの張り紙をしたり、
隣の部屋のドアにメモを挟むことしかしてくれませんでした。それ以上のことは出来ないと言います。
当然、そんなことで解決するわけも無く、睡眠を妨げられる日々は続いた。

たまらん！これはたまらんぞ！
ということで、仕方なく自分で直接、隣の男性にアプローチをかけることにした。

「○○さんがユニットバスを使用する前後に大きな物音がするのですが、
　なにか心当たりはありませんでしょうか」 などと書いたメモを玄関に挟んでおくと、
「心当たりはありませんが、気をつけてみます」などと書かれたメモが返ってきた。
そして当然、騒音はなくならない。

そこで、今度は管理会社も巻き込み、しつこく相談しましたが、
騒音の程度が分からないことや、隣の男性が心当たりが無いと言っていることを理由にし、
私に我慢させようとしてくるばかりでした。

「○○さんは長年住んでいて、白を切るような、そんな人じゃない」
「鉄筋コンクリートなのに隣に音が響くわけが無い」

管理会社の発言のすべてが私に否定的で、
自分たちの都合の良い方向へ話を持って行こうとしているのが見え見えで寒気がしました。

被害者側に我慢させれば、何も対応しなくて済んで、労力も利益も損なわずに済むわな！

寝ないといけないのでここで中断。
その２へつづく。
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